プログラム/Program

●8月16日(日)
一日券B/火の節通し券/フリーパスのいずれかのご提示が必要です。

※プログラムは変更となる場合があります。また、会場の明記がないものは後日発表。


10:00 虫送りの草焼き
前日までに刈った田畑の土手草を、畦のあちこちで燃やし煙でいぶし、虫を追い払います(虫送り)。


11:30 「歌、野に放たれる(2)」 高橋竹山(うた) 会場:田の畦にて
虫送りの煙を背景に、民の謡いが響き渡る、幻想的な風景!


永 六輔12:00 大昼食会 「永 六輔 こころ語り」 会場:田の畦にて
6月に行われた「土の節」では、土にちなんだ愉快で機知に富んだ語りを披露してくれた永さん。今回はどんな話が飛び出すか、乞うご期待!



石丸 魚14:00 おどり 石丸 魚「いきれ 草の譜」
1960年滋賀生まれ。在京都の大学を中退し上京。生来の虚弱さと、それに抗うかのように強い生と性への執着だけを謂わば動機にして20代から30代を踊って過ごした。30代半ばくらいから客観を獲得し得たような錯誤に陥り、他者の肉体に関わる作舞活動に移るが、40代でそれが錯誤であることを認識。
適度に人を面白がらせる踊りを作るのは容易だが、そんなのはしてもしょうがないと考え、現場を去るも、踊ることを忘れえない身体の宿業は消しがたく…

コメント:20世紀初頭のアメリカの医師ダンカン・マクドゥーガルによると人間の魂の重量は4分の3オンス、約21mgであるということである。現在世界の人口は約68億だから地球上にはおよそ142800?の魂があることになる。スペースシャトルの最大積載重量がだいたい25?ということなので、近い将来地球が核兵器に汚染され滅びるとしても、魂だけなら5712機のスペースシャトルがあれば安全圏に逃げ込むことが可能そうだ。魂はたぶんご飯を食べないから、太陽光エネルギーと完璧な自動制御システムさえあれば、汚染が浄化される充分な頃合を見計らって地球に帰還することも可能だろう。帰ってきても勿論戻るべき肉体は無いから、もはや死ぬことも生まれ変わることもない68億の魂だけが再び緑に覆われた地球に漂っている、随分涼やかな風景だ!

人魂で行く気散じや夏野原 葛飾北斎


上村なおか16:00 おどり 上村なおか
身体の発見と冒険をキーワードに'95年より自作ソロダンスを発表。国内外で他ジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ、振付や共作にも果敢に挑んでいる。四節通して参加中。

コメント:6月の温まった土の感触が、今も身に残っています。この身体の記憶とともに、梅雨を通って8月、火の節。ふとそれぞれが立ち会う、奇跡の ような瞬間がまた身体に降り積もってゆくのでしょうか。たくさん息を 吸って、耳をすまし、いい匂いを嗅ぎ、白州の夏を浴びたいと思います。
http://www.naoka.jp/


春風亭一之輔18:00 「納涼怪談噺」 春風亭一之輔 会場:芸能舞台
2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。落語解釈の深淵と軽妙を双方持ち合わせる口跡で、今最も注目の若手落語家。独演会「いちのすけえん」「真一文字の会」に早くも追っかけファン急増中。



20:00 「火・劇」 演出:田中 泯
出演:武内靖彦(舞踏)、今井和雄(ギター)、上杉清仁(カウンターテナー)、火組
真夏の夜、炎の明かりに浮かび上がる人影とギターの音色、炎となって夜空を駆ける声。燃え盛り、燃え尽きる。ラストを飾る劇的クライマックス!

武内靖彦武内靖彦…1947年福岡県生まれ。1971年、単独処女舞踏会/1973年、大野一雄に師事/1992年、舞踏批評家協会賞を師・大野一雄と同時受賞/2007年、「ダントンの死について」出演/演出 佐藤信。 この間、自主舞踏公演(シリーズ・光と闇の教室、重力の都、素型原寸考など)を軸に、海外招待公演、国内フェスティバル、プロデュース作品など多数参加。


今井和雄今井和雄/Imai Kazuo… 高柳昌行、小杉武久に師事。70年代から即興を始め、91年サウンドインプロヴィゼーション・シリーズ「ソロワークス」を開始。97年より集団即興の為のプロジェクト「マージナル・コンソート」を企画。鈴木學(self-made electronics)、伊東篤宏(optron)と「今井和雄トリオ」、斉藤徹(cb)とデュオシリーズ「orbit」、井野信義(cb)、千野秀一(p)と「井野・千野・今井」、集団即興の場「サウンドジャンクション」を継続。国内外で活動している。


上杉清仁上杉清仁/Uesugi Sumihito… 高知県出身。東京藝術大学大学院博士後期課程を修了し博士号(音楽)を取得。2005年からスイス・バーゼル音楽院・スコラカントルムに留学し、ゲルト・テュルク、アンドレアス・ショル両氏のもとで研鑽を積む。2000年古楽コンクール(山梨)において最高位受賞。伴わせて、『蔵の街』音楽祭賞を受賞し、その記念リサイタルを行う。また朝日新聞社主催の芸大メサイアのソリストを二年連続で務め好評を博す。そのしなやかで柔らかい美声には定評があり。ヨーロッパの多くの国でフェスティバルや演奏会に参加しており、日本で数少ないカウンターテナーとして注目を集めている。

終演後、打ち上げパーティー

 


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