プログラム/Program

「空の節」 2010年2月12日(金)~14日(日)

※画像アップ致します。また、時間が確定していないものは確定次第随時更新致します。
※プログラムは変更となる場合があります。最新情報は、ウェブサイトにてご確認下さい。
※山間部のため、朝・夕は冷え込みますので、寒さ対策をお忘れなく!
2010.02.10更新


2月12日(金)

miso午前 寒味噌仕込み(早朝より)
真冬の白州で毎年恒例の味噌仕込み。朝早くから大釜で大豆を煮はじめます。参加希望の方は、前日からの白州入りをおすすめいたします。


午後2時 おどり 田中 泯
巨大ロープを用いた美術家・原口典之の行為と、田中泯によるおどりのセッション。


uemura naoka午後 おどり 上村なおか
身体の発見と冒険をキーワードに'95年より自作ソロダンスを発表。国内外で他ジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ、振付や共作にも果敢に挑んでいる。四節通して参加中。
http://www.naoka.jp/
コメント:「冬の白州がとてもいいんだ」と農場の方から以前お聞きして、訪れたいと思いながら実現しないまま憧れていました。ようやく実現の運びとなります。妄想は膨らみますが、まったく予想がつきません。冬は冴える季節でもあります。季節にあやかり、存分に感覚を開いてそこにいられたらいいなあと、ひたすらに思います。


18:00 「空に語る」インタビュー映像上映
会場:グラスハウス 映像出演:宇野邦一ほか


宵みやの集会19:00 「宵みやの集会」世話人:田中 泯
祭りの前夜、食事をとりながら皆で語り合います。歴史を紐解く愉快な語りに、ぜひご参加下さい。


 


2月13日(土)

kikuchi biyo09:00 おどり 菊地びよ
その場の背景をひも解くことや、そこにともに在るということに関心を持ち、身体を試行錯誤させている。
ソロ活動とともに舞踏舎<ココ●テン>、body dialogue space体和舎を主宰。美術や詩、音楽等のアーティストとのコラボレーションや日常的な場でのパフォーマンスも行う。
http://wind.ap.teacup.com/biyo/
コメント:変わらないはずの里山だけれど、行けば空気や光が変わり気温も色も変わり風景が変わっている。風土はからだをどう感覚させるのでしょう。冬の中。比較的寒がりなからだを持ち込んで行きます。


uesugi sumihito12:00 「歌、野に放たれる」 上杉清仁(カウンターテナー)
上杉清仁/Uesugi Sumihito… 高知県出身。東京藝術大学大学院博士後期課程を修了し博士号(音楽)を取得。2005年からスイス・バーゼル音楽院・スコラカントルムに留学し、ゲルト・テュルク、アンドレアス・ショル両氏のもとで研鑽を積む。2000年古楽コンクール(山梨)において最高位受賞。伴わせて、『蔵の街』音楽祭賞を受賞し、その記念リサイタルを行う。また朝日新聞社主催の芸大メサイアのソリストを二年連続で務め好評を博す。そのしなやかで柔らかい美声には定評があり。ヨーロッパの多くの国でフェスティバルや演奏会に参加しており、日本で数少ないカウンターテナーとして注目を集めている。


tanabe tomomi14:00 おどり 田辺知美
大学在学中に踊りを始める。神領国資、大森政秀に師事。1987年、舞踏新人シリーズ・テルプシコール、1989年〜ダンス白州に参加。1997年〜ソロ金魚鉢シリーズ公演を行っている。日頃は、助産師をしている。
コメント:2月の白州、おそらく厳寒はたして私は居れるのだろうか…楽しみ。


takeuchi yasuhiko15:00 おどり 武内靖彦
自主舞踏公演(シリーズ・光と闇の教室、重力の都、素型原寸考など)を軸に、海外招待公演、国内フェスティバル、プロデュース作品など多数参加。今年のダンス白州では、土の節、火の節に引き続き参加だが、ソロ公演としては初参加。
コメント:2月の白州は初めての事。8月しか経験のない身には「構え」ができる。
そればかりが頭を占める、「寒さ」である。
「想った通り」とか「想った以上」とかの後日の話に寒さは寒さに隠されて、ただ、無遠慮に「冬」が通過していった事を知るだけなのだろう。


hanamatsuri 18:00 奥三河「御園の花祭り」(奥三河御園花祭保存会)
太鼓と笛が奏でる拍子と囃子声にのせて、幾種類もの舞が夜を徹して繰り広げられる「花祭」。約700年前に修行を積む修験者が伝えたとされ、八百よろずの神を勧請し舞を奉納して、生命の再生と願の成就を祈る。愛知県奥三河地方の山奥に伝えられてきた、鎌倉以来の伝統を持つ有数の民俗芸能であり、国の重要無形民俗文化財に指定されている。
2004年に続く二度目の白州公演となる今回も、囃子の事前稽古を開催。参加者は、舞に飛び入り参加可能!


 

2月14日(日)

午前 「勝敗を失くした駆け足速足大会」◎走り姿コンテスト同時開催
自身のからだを知る勝敗のない大会。1周が約1.5km程度のコースを予定。


tamai yasunari午前 おどり 玉井康成
1985年より白州町に移住。田中 泯主宰の舞踊団、舞塾・桃花村の公演に出演。ソロ公演、野外パフォーマンスも行う。
コメント:火の節、水の節に踊り、今回は三度目の踊りです。
日常の場から自分を解き放つ。それを課題にしているのですが・・・・・。
解き放った身体をどこへどこまで広げられるか。無限大に広げ、そして自分に還ってくるぐらいの度量で踊りたいのですが・・・
空。摑みどころがなく、漠然としています。色々な表情、表現があると思うのですが、一瞬々自分と空との繋がりを考えさせられる気がします。
今回はどんなトリックスターが登場するか、ご期待下さい。


12:00 餅つき、大昼食会 「永 六輔 こころ語り(体調次第)」
日本各地に伝わる、一風変わった餅つきを実践予定。


sanari tetsuo14:00 おどり 佐成哲夫
1992年多摩美術大学入学以後、演劇を中心にダンス、映像などを学ぶ。作品の創作以外に野外、ギャラリーなどでのパフォーマンス、ダンサーとして他作品への出演、演劇作品や映像作品への振付等を行っている。
コメント:白州の寒さが厳しい冬の最中に踊ることは、想像しただけで身が引き締まる思いです。そんな冬の澄みきった空に、わたしのこころの殻を投げ出すことはできるのだろうか。


sakurai ikuya15:00 おどり 櫻井郁也
1964年、奈良に生まれる。日大芸術学部映画学科卒。笠井叡に師事、作品アシスタントを経て、初のダンス作品「深き淵より−霧 / 雨ノ木」を発表。97年、美術の櫻井恵美子と共に「十字舎房(cross-section)」を設立。以後、共同で創作活動を行い、フェスティバル参加などの他、毎年自主公演を継続。2006年、ポルトガル2都市にて招待公演、ワークショップを行う。公演活動の他に、オイリュトミー・舞踏などのクラス開催、NHKでの番組振付、専門学校での指導など。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/juuji/
コメント:いよいよ冬。
空の向こうに身を投げるように、がむしゃらに踊ろうと思う。
限りある命が季節を呼吸する瞬間。
透き通る光と風に喰らい付いて、共にアルこと、ただそれだけを感じ合いたい。
阿呆の限りを尽くして、微笑み合えれば、いいなと思う。


19:00 「空・劇(クウ・ゲキ)」演出:田中 泯
創作:火組、出演:石坂亥士(太鼓)、石原志保(踊り)ほか 会場:栗林周辺
夏の「火・劇」、秋の「水・劇」に次ぐ田中泯演出のパフォーマンス公演。白州野外公演ならではの迫力の演出で、冬の空に音と舞が放たれる。

ishizaka gaishi石坂亥士|Gaishi Ishizaka
幼少の頃より、母の郷里の青森県で多くの民俗芸能に触れたことが、現在の演奏に大きな影響を与えている。神楽太鼓奏者として神社や寺院といった日本古来の場所での演奏を数多く行い、同時に群馬県桐生市の神楽師として太々神楽広沢連中に在籍し、伝統の中に流れる音の世界観を吸収し、独自の音世界を表現している。 ジャズからクラシック、クラブミュージックまで様々なミュージシャンとのセッションをはじめ、舞踏家とのコラボレーションも多く、ジャンルを超えた活動を展開している。
http://www.dragontone.org/


終演後、打ち上げパーティー


 

◎美術家3名による創造行為:遠藤利克、原口典之、名和晃平
現場以前、以後に繋がる作家そのものの存在が現場にあることで、見せる・伝える事は何かを示す「行為」を試そうという試み。

遠藤利克…1950 岐阜県高山市生まれ。70年代より、サイト・スペシフィシティ(特定の場所性)についての新しい考えを探求するインスタレーション作品を制作している。
日時:2月13日(土)午前10時~午後4時
内容:作家の創作/創造の原点に触れる、ワークショップのような時間。
1)参加者全員で屋外の任意の場所に、穴を掘る。
2)その穴に器(内寸90×90×60H)を埋める。
3)器に水を満たす。
4)器に蓋をし、土を埋め戻す(水を埋める)。
5)この行為の体験をきっかけにして、室内で対論。
6)夕方、全員で器を撤去して、終了。


原口典之…1946年神奈川県横須賀市生まれ。1966年より美術活動をはじめ、国内外の美術館、画廊にて作品を発表する。行為による新作を発表。
日時:2月12日(金)午後2時
内容:巨大ロープを用いた行為と田中泯によるおどりのセッション。

 

名和晃平…1975年大阪生まれ。「表皮」と「セル(細胞)」を概念とした作品を発表しており、マテリアルにこだわった作品作りで注目を集めている。http://www.kohei-nawa.net/
日時:2月13日(土)、14日(日)
内容:未定(なお、名和氏が講師をつとめる大学ゼミの有志らによる行為も行われる予定)

 

◎映像作家・黒川芳朱『蝕既観』
kurokawa houju黒川芳朱…1954年、千葉県生まれ。誕生後しばらくして、網膜のスクリーンに映画を映写し始める。創形美術学校造形科卒業後、身体気象研究所の活動に参加。81年以降、実験映画、ビデオアート、パフォーマンス、インスタレーションと様々なスタイルをとりながら映像作家として活動を続ける。
コメント:蝕既とは日蝕や月蝕で太陽や月が欠けてゆくこと。映像の零度へ向かう。
日時:2月12日(金)午後9時 会場:森の舞台、栗林周辺
内容:複数の映像インスタレーションと映像パフォーマンス。

 

◎子供の体験疎開
親から離れた生活、大人と一緒に仕事をし、くたくたになるまで遊ぶ。今年は四節になったダンス白州、年間通しての農作業と遊び。(父兄にはダンス白州ご理解のため、支援会員に入って頂きます)。
期間=2010年2月12日〜14日
リーダー=田中 立ほか 定員=常時25名余 対象=小2(応相談)〜中2
参加料=1日あたり2千円(宿泊・食費込)1日から参加可
<お問い合わせ先> 担当:田中 立 TEL:090-9334-6493

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空の節 ハガキ表面(217KB, JPEG)

チラシ表

空の節 ハガキ裏面(JPEG, 225KB)
チラシ裏