8月14日(木)

●ソロダンス()内はパートナーとその役割
06:30 上村なおか(岩村原太[インスタレーション])
15:00 藤井マリ(関根正章[音響風景・彫刻])
17:00 キム・ミヤ(林ファソット未知[演出])

<ダンスを話そう!>ソロダンス立会人: 宇野邦一(立教大学教授、現代思想)

上村なおか

上村なおか|Naoka Uemura

<プロフィール>
金沢市生まれ。5歳よりバレエのレッスンを始める。木佐貫邦子に師事しグループnéoの中心メンバーとして多数の木佐貫作品に出演。その後笠井叡に師事し、「青空」シリーズや「透明迷宮」等に出演。身体の発見と冒険をキーワードに95年より自作ソロダンスを発表。国内外で他ジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ、振付や共作にも果敢に挑み、その成果として第36回舞踊批評家協会新人賞を受賞。現在桜美林大学総合文化学群などで講師も務めている。
http://www.naoka.jp/

<コメント>
ダンス白州、5回目にして初めて朝ダンスに挑みます。深く澄んだ夜が明けて、朝、新しい光と空気が生まれる中のひとときをお立ち会いいただけると嬉しいです。

<パートナー:岩村原太[インスタレーション]>
パートナーを選んだ理由:今回、白州では初めて朝に踊ることになった。まだ出会っていない白州に会いたいと思った。
うんと昔、自分は朝になんて踊れないと思っていた。起きられないとすら思っていたし実際起きられない人間だった。
でも以前、原太さんと一緒に「ひがな一日」というシリーズをやることになって、その時に、ダンスは朝だって昼だって夜中だっていつでも起こるもんだということを知った。存在しててもちゃんと見たことのない光もあるんだということも知った。この夏、朝の白州で、原太さんとともに、まだ知らない光や体を見つけたい、と願いながら冒険に出てみようと思います。

<パートナープロフィール>
京都市立芸術大学在学中よりライティング・ワークの試みを始め、卒業後、劇場・舞台をフィールドに創作を続ける。デザイナーとしては「観光会」、アーティストとして「光の塾」を継続。自身のワークショップ「pdd G.Light'W.」を 主宰する。08年現在、京都市立芸術大学非常勤講師及び京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。専門は劇場技術・演出、観光、舞台美術・照明。

藤井マリ

藤井マリ|Mari Fujii
※A3チラシでの氏名表記が間違っておりました。
出演者ならびに皆様に深くお詫び申し上げます。

<プロフィール>
1984年アスベスト館でのワークショップに参加し、舞踏と土方巽を初めて知る。その後、写真、現代美術に興味を持ち、制作にも関るが、1997年より大森政秀氏に師事し、踊り始める。2001年よりソロ活動開始。
主な作品:「夜のピクニック」「零度の月」「ダルマさんが転んだ」「底辺測量」など。テレプシコール、プランB、アートランドなどで公演を続けている。
日常と非日常の間を行ったり来たり、わがままに散歩している。

<コメント>
田植えをして、それから一人で歩いて迷子になって…。白州とは少し親しくなれたような気がする。澄んだ空気と青々と育った草たちに包まれれば、やさしさと静けさを思い起こすことができるかもしれない。でも、もしかしたら空や山につながるような果てしない場所では、からだはバラバラになってどこかに飛んで行ってしまうかも知れない。そんな不安におそわれる。八月の白州を思いながら過ごす日々です。

<パートナー:関根正章[音響風景・彫刻]>
パートナーを選んだ理由:そこで起こることを三角形でたとえるとしたら、白州の風景と踊りで二辺、あとの一辺をつないでくれるアーティストだと思った。それは見えない舞台装置かもしれないし、聴こえないBGMかもしれない。どんな三角形になるかはわからないけれど…。

< パートナープロフィール>
1997年より 色々な音をコンタクトマイクで拾い、エフェクタ・シンセなどで加工しながら新しい音を作るという方法で、SWAMPというバンドやKujunというドラマー等と組んで、演奏活動を行っている。(渋谷、高円寺のライブハウスや明治公園でのイベントなどに参加) できるだけ簡単な仕組みで、複雑なこと、おもしろいことができればと考えている。

キム・ミヤ|Miya Kim

<プロフィール>
PORT+PORTAIL(ポルト+ポルタイユ)主宰 。 ロッテルダム・ダンス・アカデミー(オランダ)卒業後, オランダ, ドイツ, フランスなどのカンパニーにてダンサーとして参加。ポルト+ポルタイユでは振付・演出を担い、『日本演出者協会主催若手演出家コンクール2002』奨励賞,『東京コンペ#1ダンス・パフォーマンス部門』大丸有エリアマネジメント協会賞等、ダンス・演劇の枠を越えた舞台を展開する。またソロ活動では, サイトウキネンフェスティバル・オペラ『ファウストの劫罰』、フィリップ・ドゥクフレ「IRIS」、 2004年ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ(旧バニョレ国際振付賞)ヨコハマプラットフォーム, 伊藤郁女振付『a person』(ナショナル協議員賞受賞)等に出演。
近年のPORT+PORTAIL作品では、2004年「溺れる市民 東京のフィルディドルケ」東京(シアターX)、2005年「空の余白」東京(ベニサンピット)/横浜(赤レンガ倉庫1号館ホール)/大阪(第三回現代演劇祭仮設劇場《WA》)、2006年「コッペリア」横浜(bank art studio
NYK)、2007年「とことこ」横浜(大倉山記念館)などがある。

<コメント>
今回2度目の参加になります。
いろいろな表情を持つ白州の自然と、どう共存出来るか楽しみです。
前回とはまた違う白州の森に出会えればと思います。

<パートナー:林ファソット未知[演出]>
1977年長野生まれ。脚本家、演出家。高校時代から脚本を書き、上演。桐朋学園大学演劇専攻卒業。卒業後、キムミヤが立ち上げたPORTAIL(ポルタイユ)に参加し、コンテンポラリーダンスに出会う。その後、自作の脚本をシンプルな装置のなか、マイムやダンス等、身体を使った演出を用い上演することを目指し、2000年PORT(ポルト)を旗揚げ。2003年より、統合しPORT+PORTAIL(ポルト+ポルタイユ)として活動を続けている。
http://www.h2.dion.ne.jp/~port

 

■19:30頃より「横手地区 盆踊り大会」(雨天中止)
横手区公民館前。入場無料。横手後継者会主催。

 

■21:00 会場:舞庭
巻上公一(超歌唱家)公演

巻上公一

巻上公一|Koichi Makigami

静岡県熱海市生まれ、在住。ヒカシューのリーダーとして1978年から現在に至るまで作詩作曲はもちろん声の音響voice performanceやテルミン (という電子楽器)、口琴(こうきん)を使ったソロワークやコラボレーションも精力的に行っている。類いまれな歌のセンス、声の可能性の追求、斬新な切り口と諧謔精神を備え、歌謡曲から歌ともつかぬ歌まで、そのパフォーマンスは縦横無尽且つ自然体。
最近はいくつかのシアターピース(代表は宇宙語「チャクルパ」シリーズ)にも 着手している。シベリアのトゥバ共和国に伝わる喉歌ホーメイの紹介者、第一人者であり、指導者としても多くの歌手を育てている。
また世界のさまざまフェスティバルにも招聘されている。

イギリスのカンパニーウィーク1994、トゥバ国際ホーメイフェスティバル
1995 1998 2003
ドイツの「震える舌」フェスティバル 1999、
スイスのタクトロスフェスティバル1996 1999、
モスクワ「丸呑み或いは危険な声帯」フェスティバル 2000
オーストラリアのWhat is musicフェスティバル 2001、
オーストリアのインスブルク音楽祭 2002、
カナダのVicto 2003 アルタイ共和国エルオユン2002、カイフェスティバル 2004
カルムキア語り部フェスティバル2005 ノルウェイのウルティマ現代音楽祭2005、
ニュージーランドのASIA-PACIFIC FESTIVAL2007、など多数。

最新作に
ヒカシューCDアルバム『生きること』2006
テルミンソロCDアルバム『月下のエーテル』2006
ソロヴォイスCDアルバム『KOEDARAKE』2005
http://www.makigami.com/

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